その昔(この文句が出る事が老人)には、電話機に線が繋がっていた。
つまり線の長さの範囲内で電話しなければならない。
回りに家族がいるとドアの向こうで。
しまいには20mもの延長コードで電話を部屋まで持ってきて。
そんな頻繁にはかけられず、ついつい長電話。
愛情の確認手段の大きな武器でもあった。
コードレスになったのはいつごろからか?
相手の電話番号を調べるにも、無料だった104に聞くこともできた。
しかし今は、個人情報の問題や、犯罪に電話が使われると、
固定電話の重要性が薄れてきている。
昔、電話が鳴ると喜んで我先に競って受話器を取ったのだが、
今我が家では、固定電話の呼び出し音は「不吉」の音に変わった。
何かの勧誘、詐欺らしい内容の電話。
家にいるババアはちょっと恐怖感にかられ電話に出たがらない。
回覧板。
在宅時でも留守番電話にしておく、だって。
オレオレ詐欺の対処方法。
携帯、スマホが日常の世。
これが常識になっている。
大学講義中で学生はスマホを堂々と。
教授も眠っているよりは・・・と黙認しているようだ。
ダイヤル♪回して〜♪手を止め〜た〜♪
アナログ電話のあのドキドキ感は忘れられない。