卓球少年だったワタクシはTVに見入ってしまった。
オリンピック女子団体準決勝。
15歳の高校1年生の伊藤選手。
競泳でも期待の池江選手も15歳。
競技の性質上、よりメンタルなのは卓球の方。
この準決勝前までは、
「全然緊張してなくて、楽しんでます♪」と豪語する伊藤選手。
頼もしい15歳と思っていたが、そう甘くないぞ!世界は、とも言いたかった。
卓球に関する技術、試合の見方は経験上、ちょい解説者になれる。
一緒に見ていた娘と母親に、あーだのこーだのと。
彼女の積極性と決定力は素晴らしい。
このまま攻撃してくれれば勝つだろうと思ったら、
やはり神様は試練を与えてくれた。
最終セット。9−3でリード。あと2点で勝利。
団体戦、トップバッターが勝利することは、精神的にも勝負にも有利なのは誰でもわかる。
しかし初出場の15歳。まんまと呪縛にはまった。
攻撃ができない、観てて極度の緊張が伝わる。
ここから逆転負け。
結局日本は惜敗。
他の先輩お二人には悪いが、この敗戦の経験から得たものは大きい。
奇しくも今日は終戦記念日。現代日本のスタートの日でもあった。
もちろん一生忘れられないだろうし、
今からは、この試練があったからこそ乗り越えられるものがある。
オレは負けて残念と思うより、彼女にエールをお送りたい。
あと数年後、世界チャンピョンになれる。断言する。
中国勢を打ち破れる強いバックハンドが炸裂するだろう。
東京オリンピックも楽しみだ。
他人事だと簡単に文字にできる。
ワタクシの試練はまだまだ続きそうだが、
彼女をみて、我が身振り返れたようだ。
今から同級会、一方的に愚痴言ってこようっと。