一試合が中学最後の試合になっていく。
キャプテンの娘。
日頃から口数が少なく、みんなをまとめる事ができるか、
悔いが残らないようにやれるか、思うように勝てるか。
昨日、市総体。
ご来店予定のお客様には14時過ぎにお願いします!と伝え、11時、オレはカブ100で大会開催の中学校へ。
一試合目はちはぐながらなんとか勝利。
そして決勝。
13時から。
店からは早く帰ってきて〜のSOS。お客さんが4人待ってまーす!!!!!
もうちょっと待ってもらってて、14時には帰るぅ。
ゲームはセットカウント1対1。久々のいい試合。
親も盛り上がり、ここで勝つと中体連ではいい組み合わせが得られる。
そして最終セットに。
13時50分に。
店にもうちょっといい?と電話でしゃべるつもりが、
オレが言葉を発する前にスタッフTが
「待ってます、お客さん!至急!」
彼の声色から察するにまずいようだ。
「今いく」
最終セット前に、ゴメン帰る。
ばっかじゃないの!!!!!女房。
結局最後は21対25で負けたようだ。
20時帰宅。
玄関には一瞬一秒 集中のシューズ入れ。
どうだった??
無言の娘。
大きな悔しさが残ったようだ。
試合中、オレはメガホンで叫んだ。
集中だ!連続して取られるな!!
届かない親の思い。そんなことわかってる!そう思ってるはずだ。
決勝の相手は今までは実力の差がありすぎた。
今回は僅差、しかも女房から聞けば、最終セットは途中までリードしてた。
やっと勝てると思ったと。
技術力はもう同じ。集中力、キャプテンの統率力の差。
本当に最後の試合まであと4週間。
娘よ、みんなをまとめてうれし涙を流してみろ。
パイオニアレッドウィングスに憧れ、小学校3年生からバレーボールの世界へ。
今朝の新聞では成績振るわず廃部の方向との報道。
地元を代表するスポーツ、火が消えるのはさみしい。